名古屋やや貧乏旅(旅にトラブルはつきもの編)

旅にトラブルはつきものだ。乗り物に乗るのがギリギリになってしまったり、飛行機が遅れたり、お腹を壊したり。でも、だからといって全てが台無しになるわけではないし、後から振り返るとそれが印象に残る出来事になっていたりする。焦ったり困ったりはしなくないのだけど、「必ず何かしらあるよね」と覚悟しておけば、いざというとき落ち着いていられる。

今回はそんな話と、とっても親切にしてくれた銭湯の紹介。

この旅の目的をおさらいすると、こんな感じ。

  • しばらく会えていなかった友人に会う
  • 会ったことのない友人に初めて会う
  • がっつり勉強する
  • たくさん文章を書く

何事もなく終わることはほぼない

ひとりでも、誰かと一緒でも、何かしらある。今回もやっぱりあった、トラブル。名古屋最終日、夜行バスの時間まで余裕があったので、銭湯でお風呂に入ってさっぱりしてから帰ろうと思い立った。地下鉄の一日乗り放題パスを買っていたので、地下鉄で移動できるところで、なおかつ最寄駅から近い銭湯を選んだ。

旅の疲れを癒し、さっぱりしてお風呂を出ると、「ザァァーーー」という音が脱衣所に響き渡っていた。まさかな、そんなはずないよな、と思いながら着替えを済ませて外へ出ると、そのまさかだった。激しい横殴りの雨。窓ガラスに雨が激しくたたきつけている。

雨のため帰れないのか、中学生らしい男子2人組が漫画を読んでいた。困った顔で外を眺めるスーツ姿のおじさんもいる。「しばらく待ったほうがいいかもね」と、銭湯のおばちゃんが声をかけてくれた。ほっとして、「そうですね、そうします」と答えたときには、まだ余裕があった。

人のやさしさに触れる

しかし、雨はますます強くなる一方だった。すぐには止みそうもない。瞬時に、いろんなことを考えた。今日チェックアウトしたばかりのゲストハウスにもう一度連絡して、もう一泊泊めてもらえるように聞いてみるか。バスが走らなかった場合、払い戻しはどうなるのか。

テレビから流れてくる「愛知県で猛烈な雨が降っている」というニュースを横目に、ぼんやり窓の外を眺めていると、急に携帯のアラーム音が鳴りだした。かなり大きな音である。音量からすると、おばちゃんかおじいちゃんの携帯かな?と思ったのだが、なんと私のスマホも鳴っている。見ると「土砂災害警戒情報」だった。これは本格的にやばい。待っていても雨は止みそうになかったので、私は決心して駅に向かうことにした。事情を話すと、おばちゃんが傘を持たせてくれた。

みんなに「気をつけてね!」と見送られ、傘をさして道路に一歩足を踏み出すと、足首くらいまで水浸しになった。すでに川になりかけていた。幸い、サンダルと乾きやすい素材のパンツをはいていたのでそこまで大きなダメージは受けずに済んだ。

なんとか動いていた地下鉄に乗り込み、名古屋へ向かう途中、銭湯でのやりとりを思い出した。一緒に雨が止むのを待った人たち。地元の人ばっかりの銭湯で、今夜東京に帰ると言った私を「大丈夫?」と心配してくれたお姉さん。傘を持たせてくれたおばちゃん。きっと、忘れないだろうな。そしてやっぱり、旅にトラブルはつきものだな。

旅のまとめ

最初にあげた目的は、全て達成できた。やや勉強不足だけど。今回は、ひとりで過ごしているときも楽しいところを見つけられたし、行く先々でいろんな人に助けられた。名古屋の人たち、いい人たちだな。

トラブルは「最後の最後できたか」と思ったけれど、「やっぱりか」とも思ったので日頃からそう考える訓練(?)をしていてよかった。冷静に判断し行動して、なんとか無事に帰ってくることができた。

今回行った銭湯は富美の湯。最寄駅は地下鉄鶴舞線の御器所駅。駅から徒歩で5分くらい。料金は420円(愛知県はみんなこの値段らしい)。とてもいい銭湯だった。

(おわり)

 

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