ついにやってきた手術の日。
6日め
8:00
今日手術するよ、と先生が言いに来る。その後、昨日の夜心配してくれていた看護師さんが来てくれる。別の看護師さんのお姉さんも来て、”A doctor said you definitely go to a theatre today. You are second on the list.”と伝えてくれる。手術室ってシアターって言うのね!と必要なければその方がいい医療関係の英語を学ぶ。
9:00
いろんな人に連絡する間もなく、オペ室に行く前の準備室へ運ばれる。初めて会う人には毎回「足どうしたの?」と聞かれたので、毎回「はしごから落ちて…」と説明した。どこまでもフレンドリーである。
9:30
オペ室に入り、ベッドから手術台に自力で移動して、全身麻酔のためのマスクをする。息を吐こうとすると看護師さんがスッとマスクを押さえた。苦しい。「あー、これじゃ息ができないなー」と思っているうちに、意識がなくなった。
12:00
「石原さーん、手術終わりましたよー。日本語わかりますかー?」という声で目覚める。もちろんわかりますよ…って、ちょっと待って、日本語やん!しかもアクセント的に日本人やん!なぜにもっと早く彼女を連れてきてくれなかったの!?と思いつつ、麻酔が抜けておらずぼんやりとしか受け答えができない。
13:00
部屋に戻る。点滴の機械がピーピーと音を立てる。意識朦朧としながら看護師さんを呼ぶ。呼んだあとはものすごい早さでまた目を閉じる。それを何回か繰り返す。
16:00
お腹が空いてきたので、サンドイッチを食べる。しかし身体を起こした途端、吐き気。すこしだけ無理やり飲み込んで、ふたたび横になる。
17:00
ご飯の時間。でも引き続き、うっすら吐き気。つらい。楽しみにしてたメニューだったのに。シーフードのなんちゃらは食べられなかった。
17:30
起き上がれないし、携帯の画面もKindleもだめなので、ラジオをひたすら聴く。星野源ちゃんやら、菅田将暉くんやらいろんな人のラジオを聴いた。ムロツヨシさんのゲスト回が面白すぎて、ぷるぷる震えながら笑った。あの人好き。
18:00
トイレに行くために起き上がると、血の気が引いて吐き気が悪化。ついでに足も痛くなってくる。しんどい。薬をもらって、無理やり眠りにつく。ちなみにこのときのBGMは、「関ジャニ∞村上信五・丸山隆平のレコメン!」。丸山くんはしばらく前に卒業してしまったので、昔のやつね。苦しいけど、彼らのおしゃべり聞いてたら元気になる気がした。オタクでよかった。
20:00
なんとか復活。サンドイッチに再挑戦。今度はいける。食べられる。食べられることが、こんなにうれしいとは思わなかった。骨折してから、初めて気づくことたくさんあるな。
23:00
足が痛いので痛み止めをお願いするも、看護師さん帰ってこない。おーい。適当さに呆れつついつの間にか痛みも収まったので、眠りにつく。
6日め、終了。
やばい、12:00、やばい。
やばいよね。やばいとしか言いようがない。